鹿島建設(株)、福浦風力発電所の運転を開始
発表日:2011.02.02
鹿島建設(株)は、同社が建設を進めていた福浦風力発電所(石川県)の第2期工事(5基)が完成し、運転を開始したと発表した。これにより、2009年10月から稼働している第1期工事(4基)とあわせて、合計9基が本格稼働を開始したことになる。福浦風力発電所は、北陸電力グループが進める、再生可能エネルギーの導入促進など地球温暖化防止に向けた様々な取組みの一環として、2006年から進めてきたプロジェクトで、北陸電力グループ初の大規模風力発電所である。今回、同社が設計・風車調達・施工・試運転を取りまとめるフルターンキー契約にて、建設を担当した。風力発電機には、三菱重工業(株)の製品を採用し、国内最大級の直径92mのローター(羽根)で、定格出力は2,400kWである。これにより、発電電力量は約4,100万kWh/年に達し、一般家庭の消費電力に換算すると約11,000世帯分の電力が供給される。今後、同社は、洋上風力発電施設の建設などを通じて、低炭素化社会の実現に貢献していくという。