（株）日立製作所と日立（中国）有限公司は、中国遼寧省大連市と、社会イノベーション事業分野および資源循環・低炭素経済分野での協業に合意したと発表した。今回両社は、大連市発展改革委員会（大連発改委）の指導の下、大連東達集団有限公司と水環境事業分野での協業について合意。また、（株）日立プラントテクノロジーと大連環嘉集団有限公司が、家電リサイクル事業分野での提携に合意した。これらの提携は、2010年10月24日に大連発改委と日立製作所が、資源循環・低炭素経済分野での協業開始を合意したことに基づくもので、より実質的な一歩を踏み出したことになるという。さらに、日立製作所は、これまで日本で培った「社会イノベーション事業分野」での技術とソリューションを活用し、情報・通信システム、電力・新エネルギーシステム、環境・産業システム分野で、大連発改委との協業を展開する。具体的には、技術交流、モデル事業の実施、共同研究などの可能性を検討し、大連市の関連企業や研究機関との提携をめざすという。