(株)日立製作所、中国・杭州市に脱硝触媒を製造する新会社を設立
発表日:2011.06.14
(株)日立製作所は、中国浙江省杭州市に、脱硝触媒を製造する新会社「バブコック日立(杭州)環保設備有限公司」を、2011年6月に設立すると発表した。中国では、第12次5ヶ年計画の中で、今後の環境規制強化を打ち出している。これに伴い、同国内の火力発電所では、窒素酸化物(NOx)排出を抑制する必要があるため、脱硝触媒の需要増加が見込まれている。一方、中国は、脱硝触媒の原料となるチタン、タングステンなどの産出量が豊富であり、脱硝触媒の生産に適している。こうした背景から、同社は今回、中国において、調達・製造・販売を現地で一貫して行うことで価格競争力を高めるとともに、今後の中国での事業拡大を図る目的で、脱硝触媒を製造する新会社を設立することを決定した。なお、新会社は2012年4月から脱硝触媒の製造を開始する予定。
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