「森林・林業基本計画の変更」が閣議決定
発表日:2011.07.26
環境省と農林水産省は、平成23年7月26日(火)に、「森林・林業基本計画の変更」が閣議決定されたと発表した。森林・林業基本計画は、森林・林業基本法に基づき、森林及び林業に関する施策の総合的かつ計画的な推進を図るために定める計画。我が国では、環境保全の観点から、「森林の保全」に関する計画等の策定について、両省が共同で所管することとなっており、森林・林業基本計画についても両省が共同で作成している。同計画は、おおむね5年ごとに見直しを行うことから、今回、平成18年9月に閣議決定された現行の基本計画の変更が行われた。新たな森林・林業基本計画では、生物多様性の保全や地球温暖化の防止など環境保全の観点から、森林の持つ多面的な機能を発揮するため、森林の望ましい姿を提示し、機能に応じた森林の整備・保全を図ることなどが盛り込まれた。具体的には、人工林の長伐期化、針広混交や広葉樹からなる複層林への誘導など、多様な森林整備を促進し、森林による二酸化炭素の吸収量の確保や、野生鳥獣との共存に配慮した対策の推進を図るという。
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