(株)日立製作所と新神戸電機(株)、NEDOの大型蓄電システム開発助成事業に参画
発表日:2011.08.30
(株)日立製作所と新神戸電機(株)は、安全・低コストで長寿命な蓄電デバイスおよび蓄電システムの開発を実施すると発表した。これは、(独)新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の助成事業「安全・低コスト大規模蓄電システム技術開発」の公募に共同で応募し、実施先として採択されたもの。新神戸電機は、同社の保有する長寿命な鉛蓄電池の改良等を行い、入出力特性と寿命特性に優れた蓄電デバイスの開発を行う。一方、日立製作所は、同社の持つ優れた電力制御技術を駆使して、電力系統内に設置する複数の蓄電デバイスを組み合わせた蓄電システムの最適な構成の検討とその運用技術の開発を行い、安全・低コストで長寿命な電力安定化用の大型蓄電システムを開発する。さらに、両社は、これらの開発成果をもとに、メガワット規模の電力系統の実証試験を2016年2月末まで実施するという。両社は、今後も蓄電池を有効に活用することで、再生可能エネルギー発電の導入・普及およびスマートグリッドによる電力の安定供給・効率利用に貢献していくという。