（独）宇宙航空研究開発機構、（独）国立環境研究所及び環境省は、温室効果ガス観測技術衛星（GOSAT）の研究提案を公募している（公募締切：2008年6月30日）。GOSATは、二酸化炭素などの温室効果ガスの全球的な濃度分布と亜大陸規模での吸収排出状況、さらにその時間変動の把握を目的として、平成20年度に打上げを実施し、温室効果ガスの全球観測を開始する予定の人工衛星。GOSATで取得されるデータ等は、データ質の評価を行った後に一般に公開し、国内外の研究者などが利用できるようになる。今回の公募は、このデータの一般公開に先立ち、校正、検証などのデータ質評価と、データ利用研究の促進を目的として実施する。研究公募により選考された研究には、GOSATの定常観測開始後の早い段階から観測データが提供され、研究に必要な独自の観測要求を出す権利が与えられる。