JFEエンジニアリング(株)、富山県内で大型都市環境プラント建設工事に着手へ
発表日:2012.02.20
JFEエンジニアリング(株)は、同社を代表企業とする計4社の共同企業体(JV)が、富山県の高岡地区広域圏事務組合から都市環境プラント建設工事を受注したと発表した。同広域圏事務組合を構成する高岡市、氷見市、小矢部市の3市では、小矢部市のごみ処理施設が既に廃止され、高岡市、氷見市の両施設も稼動30年を経過し、老朽化が進んでいる。そこで、3市は共同で、周囲の環境保全を図る新施設の建設を計画。同施設では、ごみ処理機能に加えて、発電・ロードヒーティング・給湯というかたちでエネルギーの有効利用を実施する。今回、同社は、ごみ処理施設(ストーカ式焼却炉85t/日×3炉)の設計・施工を受注し、同社独自技術の「高温空気吹き込み」や「排ガス再循環」による低空気比燃焼等を行うことで、高効率発電と大幅なCO2削減を実現させるという。また、地域特性を十分に考慮し、建屋からの落雪防止策や余熱を活用した場内ロードヒーティングエリアの設置などを施設設計に織り込み、工事においては、積雪期を考慮した施工計画を策定した。契約納期は、2014年9月30日。同社は、これからも循環型社会の構築や環境保全に貢献する都市環境プラントを積極的に提案していくという。