神奈川県は、「かながわスマートエネルギー構想」の実現に向けた取組の一環として、「蓄電プロジェクト」実証試験システムの運用を開始したと発表した。同県では、「創エネ」、「省エネ」及び「蓄エネ」の取組を総合的に進め、それらを組み合わせて効率的なエネルギー需給を地域において実現する「かながわスマートエネルギー構想」を推進している。このうち「蓄エネ」に関しては、再利用した車載リチウムイオン電池と太陽光発電設備を組み合わせた蓄電システムの開発・普及を目指す「蓄電プロジェクト」に取り組んでいる。今回、同プロジェクトにおいて、県内民間企業と連携し、県所有の2施設（横須賀三浦地域県政総合センター、産業技術センター）に、3kWずつ合計6kW分のCIS薄膜太陽電池と10kWhのリチウムイオン蓄電池を設置し、実証試験を実施する。協力する企業と協力内容は下記のとおり。（株）アルバック：システム構築、元旦ビューティ工業（株）：太陽光パネル用架台の提供、ソーラーフロンティア（株）：太陽光パネルの提供、フォーアールエナジー（株）：蓄電池の提供。