環境省は、平成24年春のスギ・ヒノキ科花粉の飛散状況及び終息時期を公表した。同省によると、今春（平成24年）のスギ・ヒノキ花粉の総飛散量は昨年に比較して全国的に少ないものの、地域による飛散量のばらつきが大きくなっているという。スギ花粉については、九州と中国地方の一部・四国地方では少ないながら飛散が続いているが、まもなく終息する見込みであり、近畿地方及び東海、甲信、関東地方南部では4月中に、北陸、関東地方北部及び東北地方南部では5月上旬に終息すると予測されるという。一方、ヒノキ花粉については、九州と四国、四国地方では一部で非常に多い状態が継続しているが、4月中に終息する見込みであり、近畿地方及び東海、北陸、甲信、関東、東北地方は5月上旬まで飛散が続く見込みという。なお、同調査は、花粉症に関する調査研究の一環として、平成16年度からNPO法人花粉情報協会の協力を得て実施されている。