日産自動車（株）と神奈川県は、2008年5月19日、同県において2010年から開始する本格的な電気自動車試験プロジェクトの実行可能性に関する検討を開始することに合意した。このプロジェクトでは、同地域における充電ネットワーク設置、及び適切な優遇策を含む様々な機会を検討する。神奈川県の松沢知事は、産学公の連携により2014年度までに県内で3,000台の電気自動車の普及を目ざすとし、電気自動車普及の「かながわモデル」を成功させたい旨を語った。日産の副社長であるカルロス タバレス氏は、電気自動車は持続可能なモビリティ社会に向けた実行可能で魅力的なソリューションであると確信しており、神奈川県との連携により、電気自動車が手ごろな価格で環境負荷を与えることのないゼロ・エミッションの車であると明確に位置づけられることを目指している旨を述べた。同社は、2010年に米国及び日本市場に電気自動車を投入する予定。