JFEエンジニアリング（株）とコスモ石油（株）は、コスモ石油のサービスステーション（SS）にJFEエンジニアリングが開発した電気自動車（EV）用の蓄電池搭載型急速充電器と太陽光発電設備（PV）を設置し、EV時代に対応するガソリンスタンドの実証事業を行うと発表した。今回行う実証は、急速充電器に内蔵した蓄電池にPVで発電した電力と夜間の商用電力を蓄え、EVへの充電サービスとSSへの給電を行うもの。負荷ピーク時に商用電力からの受電を削減し、SSの電力使用の平滑化を図り、また同時に災害時など停電の際に給油機能を維持するための実証も行う。両社は、今回の実証を通して、将来のEV普及や省エネルギーを推進し、地球環境問題の解決に貢献していくという。なお、同事業は、環境省の「平成23年度地球温暖化対策技術開発等事業（競争的資金）」に、JFEエンジニアリングが応募し、採択されたものである。