鹿児島県、平成23年度公共用水域及び地下水の調査結果を公表
発表日:2012.07.17
鹿児島県は、平成23年度の公共用水域及び地下水の水質測定結果を公表した。鹿児島県では、水質汚濁防止法第15条の規定に基づき、公共用水域及び地下水の環境基準の達成状況の調査を行っている。平成23年度の結果は以下のとおりであった。1)公共用水域:(1)健康項目については、調査した134地点のうち1地点で砒素が環境基準を超過。原因は上流のトンネル工事に伴う自然湧水によるものと考えられ、処理施設の設置後は環境基準に適合した。(2)生活環境項目については、71水域において測定を実施。水質汚濁の程度を表すBOD又はCODについて調査した結果、環境基準達成率は全体で90.1%(河川97.7%、湖沼75.0%、海域79.2%)であった。富栄養化の度合いを示す全窒素、全燐については、湖沼75.0%、海域100%だった。2)地下水:概況調査では、全79井戸のうち、3井戸で環境基準を超過した。また、過去の調査で汚染が確認され追跡調査を行った75井戸のうち、29井戸で環境基準を超過した。なお、基準を超過した井戸について、関係機関と連携して水道への切り替え等の指導を行ったという。
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