三井住友建設(株)、放射線量平面分布計測システムを開発し除染現場に適用
発表日:2012.08.21
三井住友建設(株)は、放射線物質で汚染された表土などの除染工事の効率化を図る、放射線量平面分布計測システムを開発し、千葉県流山市の除染現場に適用したと発表した。同システムは、GPSを搭載した放射線量測定車を用いて、最新の線量マップをパソコン上にリアルタイムに表示するもの。同システムを活用することで、表層土の削り取り作業において、処理土量を最小限に減容化することが可能となる。また、除染実施後の施設に適用すると、放射線量分布状態の「見える化」が可能となるため、利用者への安全・安心に関する情報提供面で有効に活用できる。同社では今後、同システムを除染現場で活用し、除去土量の減容化や、除染後の対象地区の放射線量分布の可視化など、様々な用途での応用展開を推進していくという。なお、同システムの技術は、平成24年度第1回福島県除染技術実証事業において、実地試験を実施する技術として選定されている。
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