三菱重工環境・化学エンジニアリング(株)、秋田県の能代山本広域市町村圏組合からごみ焼却施設の延命化工事を受注
発表日:2012.08.28
三菱重工環境・化学エンジニアリング(株)(MHIEC)は、秋田県の能代山本広域市町村圏組合から、ごみ焼却施設「南部清掃工場」の延命化工事を受注したと発表した。廃棄物処理施設を長寿命化するとともに温暖化対策も施す改修・改良工事は、財政難で新規施設の建設が難しい地方自治体の状況を反映して増加傾向にある。今回の清掃工場では、稼働18年目に入った144トン/日の処理能力を持つストーカ炉設備を改修し、延命措置を講じる。また、各種モーターをインバータ制御とすることなどにより省エネ化をはかり、CO2排出量を年間5.3%(約128トン)以上削減することで、地球温暖化抑制にも寄与する。さらに、MHIECが特許を持つ触媒バグフィルタを採用することにより、これまで排ガス中のダイオキシン類を低減する目的で使用していた活性炭を不要とし、ランニングコストの削減をはかるという。
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