三菱重工環境・化学エンジニアリング、京都府の乙訓環境衛生組合から一般廃棄物焼却施設の長寿命・省エネ化工事を受注
発表日:2014.06.24
三菱重工環境・化学エンジニアリング(株)(MHIEC)は、京都府の向日市、長岡京市及び大山崎町で構成する乙訓環境衛生組合(クリーンプラザおとくに)から、一般廃棄物焼却施設の基幹的設備改良工事を受注したと発表した。一般廃棄物焼却施設を長寿命化するとともに温暖化対策も施す改修・改良工事は、財政難で新規施設の建設が難しい地方自治体の状況を反映して増加傾向にある。今回の施設では、処理能力225トン/日のストーカ式焼却炉設備を改修し、延命措置を講じる。また、施設全体について省エネ化を推進し、発電量アップなどにより、CO2排出量を年間3.2パーセント(約125トン)以上削減することで地球温暖化抑制にも貢献する。さらに、MHIECが特許を持つ触媒バグフィルタを採用することにより、活性炭を使わずに排ガス中のダイオキシン類を低減することが可能になり、運用コストの削減につながるという。完成は2018年3月の予定。