川崎市は、川崎市水環境保全計画を策定したと発表した。同市では、これまで、良好な水環境を保全するため、法・条例に基づく規制とあわせて、平成5年に「川崎市河川水質管理計画」、平成14年に「川崎市地下水保全計画」をそれぞれ策定し、水質浄化対策、地下水かん養機能の保全等へ取り組んできた。これらの対策により、河川の水質が改善傾向にある等一定の成果が得られてきたが、近年の人口増加による土地利用状況の変化に伴い、湧水や平常時河川流量の減少等、健全な水循環が損なわれつつある状況にある。今回、更なる水環境の改善を図るため、「川崎市水環境保全計画」を策定した。同計画では、良好な水環境の保全、健全な水循環の確保に向けた取組を推進し、「人と水のつながりが回復され、市民がやすらぎ、安心できる水環境」の実現をめざしていくという。なお、計画期間は、2012（平成24）年10月から2020（平成32）年度まで。