千葉市は、水環境保全計画における平成25年度の環境の状況及び目標達成状況を公表した。同市では、より良い水環境の実現に向けて、「生命をはぐくむ水の環を未来へ」を基本理念に掲げた「千葉市水環境保全計画」（平成23年3月策定）に基づき各種施策を推進している。今回、1）いろいろな水辺の生き物の保全、2）親しみのもてる水辺の創出、3）ゆたかな流れ（水量）の確保、4）きれいな水（水質）の保全、の4つの基本方針ごとに、河川15水域、海域2水域の実態把握、計画目標との比較等を行った結果、以下の通りとなった。1）平成25年度に水生生物調査では、魚類や底生生物について、全地点でのべ確認種数の増加がみられた。2）水量は、河川9水域10地点の全地点で目標未達成であった。3）水質は河川域（BOD）では全地点で目標を達成したが、海域（COD）は2水域中1水域で目標を達成した。また、水域毎に平成25年度に実施した県・市の各種施策及び平成26年度実施予定の施策について概括的に整理している。