清水建設(株)、建物のライフサイクルCO2を簡単・迅速に計算できるシミュレーションソフトウェアを開発・実用化
発表日:2008.06.11
清水建設(株)は、建物のライフサイクル全般に渡るCO2排出量を簡単・迅速に計算できるシミュレーションソフトウェアを開発・実用化した。このシステムは、オフィス、商業施設及び病院など様々な建物の建築計画に適用でき、簡単なデータ入力だけで建物のCO2排出量を計算できるほか、多種多様な省エネ手法を採用した場合の削減効果を分析・評価できるのが特長。現在、CO2排出量計算ツールは他社にもあるが、いずれも建物仕様がある程度定まった設計段階で使用するもの。それに対し本ソフトは、設計前の企画提案段階で活用できるという。今回の開発では、(社)日本建築学会や(財)省エネルギーセンターが公表している、建物の消費エネルギーなどに関する各種データを活用して、ソフト内部のデータベースを構築。これにより限られたデータでも計算可能となった。今後同社では、本ソフトを活用して顧客の省エネ・CO2削減を支援していくという。
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