環境省、(仮称)鹿嶋第二風力発電所新設事業等に係る環境影響評価準備書に対する環境大臣意見を提出
発表日:2012.11.15
環境省は、(仮称)鹿嶋第二風力発電所新設事業等2件の風力発電事業に係る環境影響評価準備書について、平成24年11月15日付けで経済産業大臣に対し、環境影響評価項目の再検討、騒音・低周波音及び動植物に関する環境保全措置並びに事後調査等を求める環境大臣意見を提出した。環境影響評価法には、平成24年10月1日より対象事業として「風力発電所の設置又は変更の工事の事業」が追加された。今回、意見照会があったのは、サミットウインドパワー(株)の「(仮称)鹿嶋第二風力発電所新設事業」(茨城県鹿嶋市)、三井造船(株)の「(仮称)印南風力発電事業」(和歌山県日高郡印南町)の2事業。2事業に共通する主な指摘は、1)法及び関係法令等に従った環境影響評価書の作成、2)環境影響評価項目の再検討、3)環境影響評価の予測・評価の結果の再検討、4)動物及び植物についての事後調査の実施、5)事後調査結果の公表。その他、風車の影、騒音及び低周波音、景観、エビネの生息地について、個別の指摘がなされた。