ドイツ連邦内閣は、マスタープラン「都市の自然」を承認した。これは、都市に生息する生物種や生息空間の多様性を保護するために連邦政府が自治体を支援するもので、26の対策が示されている。シュルツェ連邦環境大臣は、「集約型農業は広がっており、多様な生息空間を持つ都市は、自然保護において重要な意味を持つようになっている」と述べ、都市の自然を増やすことは、人間と自然の双方にとって有益だと指摘した。自治体には、植物や昆虫が生息するだけでなく都市住民が余暇を過ごすオアシスとなる緑の空間を創造することが求められている。マスタープランの対策には、連邦環境省(BMU)の連邦生物多様性プログラムの助成重点に「都市の自然」を加えるほか、地方自治体の景観計画強化のための連邦自然保護法の改正、自治体の昆虫保護対策に関する連邦コンテストの実施、小規模あるいは家庭や地域の庭園のための環境トレーニングや情報資料の提供、都市の生物種と生息空間の多様性の研究やマッピングの作成などがある。
情報源 | ドイツ連邦環境省 プレスリリース |
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国・地域 | ドイツ |
機関 | ドイツ連邦環境省 |
分野 | 自然環境 |
キーワード | 生物多様性 | マスタープラン | 自然保護法 | ドイツ連邦内閣 | 昆虫保護 | 生息空間 | 都市の自然 | 環境トレーニング | 集約型農業 | オアシス |
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