ドイツ連邦内閣は、昆虫保護のための行動計画の重要点を決定した。今後、連邦環境省(BMU)はこれに基づいて行動計画を策定し、意見公募を経て2019年までに行動計画を完成させて、具体的対策に着手する。BMUは昆虫保護に対する応急措置として年間500万ユーロを拠出する。今回の決定により、行動計画では、1)農業景観における昆虫の生息地とその多様性の促進、2)その他の景観地域における昆虫の生息地の再生とネットワーク構築、3)昆虫の生息地となる保護地域の強化、4)農薬使用の削減、5)土壌や水域への栄養と汚染物質の流入削減、6)光害の低減、などに対策が講じられる。また、昆虫の死に関する知識の欠如を埋めることや、連邦レベルで統一した昆虫モニタリングを導入することにも力を入れる。さらにBMUは、昆虫とその多様性を保護促進するプロジェクトの提出も求めている。これらのプロジェクトには年間500万ユーロ、今後6〜8年間で総額3000万~4000万ユーロが、BMUの助成プログラムから昆虫保護に支出されることになる。
情報源 | ドイツ連邦環境省(BMU) プレスリリース |
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国・地域 | ドイツ |
機関 | ドイツ連邦環境省(BMU) |
分野 | 自然環境 |
キーワード | BMU | 昆虫 | ドイツ連邦内閣 | 昆虫保護 | 農業景観 | 景観地域 | 昆虫モニタリング |
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