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 世界資源研究所、自然に根ざした環境対策が都市インフラの鍵になると紹介

発表日:2020.06.29


  世界資源研究所(WRI)は、気候変動の影響を乗り切るための都市改造は莫大な費用がかかるとして、自然インフラの活用を勧めている。樹木、湿地帯、公園、オープンスペース、屋上緑化などの自然を基盤としたソリューションとなる「グリーンインフラ」は、この問題の多くを解決できる。グリーンインフラの構築は、コンクリート構造物で造られる「グレーインフラ」に比べてコストを抑えることもできる。グリーンインフラの導入例として、シンガポールのビシャン・アンモキオ(Bishan-Ang Mo Kio)公園のコンクリート水路の補修事例がある。コンクリート水路を造り直すか、河床を自然に戻すかについて、費用便益の分析を実施してグリーンインフラを選択することにした。その結果、コンクリート水路を造り直すほぼ半分の費用で済むばかりか、人々と自然のための空間を創出したことで、年間推定7,400万ドルの利益をもたらし、投資額以上の効果をもたらした。

情報源 世界資源研究所(WRI)ニュース
国・地域 アメリカ
機関 世界資源研究所(WRI)
分野 自然環境 環境総合
キーワード 気候変動 | シンガポール | 世界資源研究所 | グリーンインフラ | 都市改造 | コンクリート構造物 | コンクリート水路 | ビシャン・アンモキオ公園
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