(一財)日本気象協会は、2014年春の花粉飛散予測(第4報)を発表した。今回は、8都市のスギ・ヒノキ花粉のピーク時期と北海道のシラカバ花粉の飛散開始時期を予測するとともに、最新の長期予報や花芽調査などに基づいて、前回予測(第3報)を一部修正した。これによると、2014年春のスギ花粉は、1月下旬から2月のはじめに九州から関東地方の多くの所で花粉シーズンに入り、例年よりも早い飛散開始となった。スギ花粉のピークは、気温や予測される総飛散数と関係があり、3月の気温は全国的に平年並みか低い予想であるが、ピーク時期を遅らせるほどではないと見込まれるため、福岡は2月下旬から3月上旬、高松・広島・大阪・名古屋・東京は3月上旬から中旬、金沢・仙台は3月中旬からピークを迎える見込み。また、北海道のシラカバ花粉は、4月の気温は平年並みと予想され、例年並みの5月上旬に飛散開始の見込み。同協会では、今後の気温予測や花芽調査などのデータを基に内容を更新する予定。