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川崎重工など、CO2フリー水素サプライチェーンの構築に係るNEDO事業の実施を本格化
発表日：2016.04.01
川崎重工業（株）、岩谷産業（株）、シェルジャパン（株）、電源開発（株）の4社は、2016年2月22日に設立した「技術研究組合CO2フリー水素サプライチェーン推進機構」（HySTRA）の活動を本格的に開始すると発表した。将来、水素エネルギーを社会に導入するためには、安価で安定的にCO2フリー水素を供給することが重要であり、2014年6月に経済産業省が発表した「水素・燃料電池戦略ロードマップ」では、CO2フリー水素サプライチェーンの確立が掲げられている。今回設立されたHySTRAは、地球環境に貢献できるCO2フリー水素サプライチェーンの構築・商用化に向けて、水素源となる資源からの水素製造、輸送・貯蔵、利用に至るチェーンで必要となる技術確立と実証を主目的とする。将来の海外からの商用液化水素チェーン実現を見通すため、1）「褐炭ガス化技術」、2）「液化水素の長距離大量輸送技術」および「液化水素荷役技術」、の2つのパートにおいて、2020年度までに技術実証と、商用化に向けた課題の抽出を行うという。
