気象庁大気海洋部は、日本付近における大気中二酸化炭素濃度の最新の観測結果を取りまとめ、陸上および洋上の観測で濃度の増加が継続していると報告した。報告では、陸上2地点(綾里〔岩手県大船渡市〕、南鳥島〔東京都小笠原村〕)および海洋気象観測船による北西太平洋域の洋上観測に基づき、令和7年(2025年)の年平均値と増加量を速報値として示している。
報告によると、令和7年の大気中二酸化炭素濃度の年平均値は、陸上・洋上いずれの観測でも観測史上最高を更新した。陸上では、綾里が430.3 ppm、南鳥島が428.4 ppmとなり、両地点とも観測開始以来、連続して最高値の更新が続いている。前年からの増加量は、綾里で+2.4 ppm/年、南鳥島で+2.7 ppm/年とされ、いずれも観測開始以降の平均的な増加量と比較して高い水準にある。また、洋上観測については、東経137度線(北緯7度~33度)を対象とした冬季(1~3月)の平均値が示されている。令和7年の平均値は431.9 ppmで、前年からの増加量は+4.7 ppm/年と整理されている。陸上・洋上ともに、近年の増加量が観測開始からの平均増加量を上回る傾向にあることが示されており、この傾向は世界平均の推移とも一致するとしている。
気象庁はこうした観測結果を「気候変動監視レポート」として継続的に取りまとめていることを説明している。同庁は、今回の二酸化炭素濃度(年平均値)の公表により、令和7年の気温、降水量、海面水温など、主要な気候要素の観測結果が一通り揃ったとしている。
| 情報源 |
気象庁 報道発表
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| 機関 | 気象庁 |
| 分野 |
地球環境 大気環境 |
| キーワード | 二酸化炭素濃度|気象庁大気海洋部|綾里|南鳥島|洋上観測|年平均値|濃度増加量|気候変動監視レポート|温室効果ガス|北西太平洋 |
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