環境省は、平成27年度大気中水銀バックグラウンド濃度等のモニタリング調査結果を公表した。同省では、国連環境計画(UNEP)が取り組む国際的な水銀対策に役立てるため、平成19年度より、国内の発生源による影響を直接受けない地点(バックグラウンド地点:沖縄県の辺戸岬)において、水銀の大気中濃度等のモニタリングを実施している。平成26年8月からは秋田県の男鹿半島においてもモニタリング調査を開始した。今回、平成27年度の調査の結果、大気中水銀濃度の年平均値は辺戸岬で1.7ngHg/m3、男鹿半島で1.6ngHg/m3となり、環境中の有害大気汚染物質による健康リスクの低減を図るための指針値(年平均値40ngHg/m3)を十分下回る値であった。また、降水中水銀濃度の年平均値は辺戸岬で2.0ng/L、男鹿半島で2.9ng/Lで、水銀に関する水道水の水質基準値である500ng/Lと比較すると、測定値は十分低い値となったという。
情報源 |
環境省 報道発表資料
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機関 | 環境省 |
分野 |
健康・化学物質 大気環境 |
キーワード | モニタリング | 環境省 | 水銀 | UNEP | 調査 | 大気汚染防止法 | 大気中濃度 | バックグラウンド | 辺戸岬 | 男鹿半島 |
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