環境省は、平成23年度大気中水銀バックグラウンド濃度等のモニタリング調査結果を公表した。同省では、国連環境計画(UNEP)が取り組む国際的な水銀対策の立案に資するため、平成19年度より、国内の発生源による影響を直接受けない地点(バックグラウンド地点:沖縄県の辺戸岬)において、水銀の大気中濃度等のモニタリングを試行してきた。今回、平成23年度の調査結果を過年度の調査結果と併せて公表した。これによると、平成23年度の大気中水銀濃度の年平均値は2.1ngHg/m3、月平均値は1.6~2.8ngHg/m3、1時間毎の測定値は1.1~4.7ngHg/m3であり、大気汚染防止法に基づく大気中水銀濃度の指針値(年平均値40ngHg/m3)を常に下回っていた。これは、平成19~22年度の調査結果と比較して、概ね横ばいであった。同省では、今後も継続的にモニタリング調査を実施し、広く国内外へのデータの提供や結果報告を行う予定という。
情報源 |
環境省 報道発表資料
|
---|---|
機関 | 環境省 |
分野 |
健康・化学物質 大気環境 |
キーワード | モニタリング | 環境省 | 水銀 | UNEP | 調査 | 大気汚染防止法 | 沖縄県 | 大気中濃度 | バックグラウンド | 辺戸岬 |
関連ニュース |
|