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 不適正処理量8千トン増 令和3年度産業廃棄物の不法投棄等の状況

発表日:2023.01.17


  環境省は、令和3年度「産業廃棄物の不法投棄等の状況について(調査結果)」を公表した。同省では、毎年度、全国の都道府県及び政令市(以下「都道府県等」)の協力を得て、産業廃棄物の不法投棄及び不適正処理(以下「不法投棄等」)事案について、産業廃棄物の不法投棄等対策に係る政策形成のための基礎資料とすること等を目的として、新たに判明した不法投棄等事案の状況及び年度末時点の不法投棄等事案の残存量等を調査し公表している。令和3年度に新たに判明した不法投棄事案の件数は107件で、前年度よりも32件減り、不法投棄量は1.4万トン減となった。不適正処理事案は前年度よりも51件少ない131件で、不適正処理量は0.8万トン増となった。令和3年度末時点の不法投棄等事案の残存案件は2,822件(残存量:1,547.1万トン)であった。同省では、不法投棄等の防止を図るため、引き続き都道府県等と連携した監視活動の強化や関係法令等に精通した専門家の派遣により都道府県等へ助言等を行う支援等に取り組み、国と都道府県等が緊密に連携し、大規模事案を中心に新規に判明する事案を減少させることができるよう、早期発見による未然防止及び早期対応による拡大防止の取組を一層推進するという。

情報源 環境省 報道発表資料
機関 環境省
分野 ごみ・リサイクル
キーワード 産業廃棄物 | 廃棄物 | 監視 | 不適正処理 | 不法投棄 | 未然防止 | 早期発見 | 早期対応 | 不適正処理量
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