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 環境省、九頭竜川水系足羽川ダム建設事業環境影響評価書に対する環境大臣意見を提出

発表日:2012.11.06


  環境省は、環境影響評価法に基づき、「九頭竜川水系足羽川ダム建設事業」の環境影響評価書について、平成24年11月6日付けで国土交通大臣に対し、環境大臣意見を提出した。同事業は、足羽川、日野川及び九頭竜川の下流地域における洪水被害の軽減を目的に、洪水調節専用の足羽川ダムを建設するとともに、導水トンネル及び分水堰から成る分水施設を建設しようとするもの。今回の環境大臣意見では、同事業の事業実施区域は、九頭竜川水系足羽川の上流域で、周囲のブナ・コナラ等の落葉広葉樹林やスギ・ヒノキ植林ではクマタカの営巣が確認される等、多様性豊かな自然が維持されていることから、以下の指摘がなされた。1)自然環境の状況について最新の調査結果の反映、2)試験湛水時の放流水温変動への対応、3)クマタカなどの猛禽類やアジメドジョウの野生動物の保全、4)建設発生土及び支障木の伐採の発生抑制及び有効利用、5)温室効果ガス排出量の削減。

情報源 環境省 報道発表資料
機関 環境省
分野 地球環境
ごみ・リサイクル
自然環境
水・土壌環境
環境総合
キーワード 野生動物 | 生物多様性 | 環境省 | 温室効果ガス | 洪水 | ダム | 環境影響評価 | 環境大臣意見 | 九頭竜川 | 足羽川
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