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 国土交通省、九頭竜川水系足羽川ダム建設事業に係る環境影響評価書に対する大臣意見を提出

発表日:2012.12.19


  国土交通省は、九頭竜川水系足羽川ダム建設事業に係る環境影響評価書について、環境影響評価法に基づき、事業者である近畿地方整備局に対し、国土交通大臣意見を提出した。同事業は、福井県池田町に洪水調節専用の足羽川ダム及び導水施設を建設するもの。原石山の位置、付替道路のルートの検討にあたってクマタカの生息環境として重要性が高いと考えられる範囲の保全を考慮する等、環境影響の低減に向けた取り組みが見られる。今回の国土交通大臣意見では、環境大臣意見を勘案した意見のほか、以下が指摘された。1)事業の実施には、実行可能な範囲内で新しい環境保全技術を取り入れるよう、より一層の環境影響の低減に努める、2)環境保全措置等の実施には、保全対象動植物の生態に関する科学的知見の基礎資料として、今後の流水型ダム事業で活用できるよう実行可能な範囲内で配慮する、3)今後、事業実施に伴い必要となる環境に関する調査及び対策等は、内容及び費用を公表する。

情報源 国土交通省 報道発表資料
機関 国土交通省
分野 地球環境
ごみ・リサイクル
自然環境
水・土壌環境
環境総合
キーワード 国土交通省 | 環境保全 | 洪水 | ダム | 環境影響評価 | 動植物 | 九頭竜川 | 足羽川 | クマタカ | 大臣意見
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