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 気象庁、2012年夏発生のエルニーニョ現象終息を発表

発表日:2012.11.09


  気象庁は、2012年10月のエルニーニョ監視速報を発表した。同庁では、エルニーニョ現象など熱帯域の海洋変動を監視するとともに、それらの実況と見通しに関する情報を「エルニーニョ監視速報」として毎月1回(10日頃に)発表している。今回の発表によると、2012年10月の実況は、エルニーニョ現象が終息し、平常の状態になったとみられる。これは、エルニーニョ監視海域の海面水温は基準値に近い値(基準値との差は0.0◦C)だったことや、以下に示した太平洋赤道域の海洋と大気の状態から、予測されたもの。1)海面水温:西部で平年より高く、東部で平年より低い。2)海洋表層の水温:西部から中部にかけて平年より高く、東部では平年より低い。3)大気の対流活動:平年並、4)大気下層の東風:概ね平年並。また、今後の見通しとして、冬から春にかけては、エルニーニョ現象が再び発生する可能性があるものの、平常の状態が続く可能性がより高いという。

情報源 気象庁 報道発表資料
同上 詳細版(PDF)
気象庁 エルニーニョ/ラニーニャ現象
機関 気象庁
分野 地球環境
キーワード 気象庁 | 大気 | 海洋 | 監視 | エルニーニョ現象 | 熱帯 | 海面水温 | 対流活動
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