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 フランス、ナノ材料の届出用ウェブサイトを開設

発表日:2013.01.03


  フランスの環境・持続可能な開発・エネルギー省は、ナノ粒子状物質に関する届出用ウェブサイトを開設したと発表した。フランスでは2013年1月1日から、ナノ粒子状物質の製造、販売、輸入を行う者には、その年間生産量(または輸入量、販売量)等を申告することが義務付けられており、今回開設されたウェブサイトはこの申告のためのものである。ナノ粒子状物質(1~100ナノメートル)は、独特の性質を持つことから消費者製品での使用が増えており、化粧品(日焼け止め等)、スポーツ用品、建材、塗料、電子部品など、現在1000品目を超える日用品がナノ材料を含むとみられる。しかし、開発されて間もないことから、ナノ材料については使用状況もリスクプロファイルも、ほとんどわかっていないという。同省では、申告によってナノ粒子状物質とその使用について把握できるようになるとしている。ナノ材料の毒性や環境毒性についての情報収集もでき、潜在的リスクや予防措置に関する研究にもつながるという。届出情報は2013年末までには公開される予定である。

情報源 フランス環境・持続可能な開発・エネルギー省 プレスリリース
国・地域 フランス
機関 フランス環境・持続可能な開発・エネルギー省
分野 健康・化学物質
キーワード 毒性 | 生産 | ウェブサイト | 輸入 | 届出 | ナノ材料 | フランス環境省 | ナノ粒子状物質
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