フランスのキュヴィエ運輸・海洋・漁業担当大臣は2013年9月18日、ピギーバック輸送用鉄道2路線を新設すると発表した。フランス北部のカレーから南部のル・ブールーに至る路線(2015年初めに開通予定)と、北部のリールと南西部のバイヨンヌを結ぶ大西洋線(2016年初めに開通予定)である。ピギーバック輸送は大型トラック等の重量車を専用の鉄道車輌(台車)に載せて輸送するもので、貨物輸送のモーダルシフトを促すとともに、エネルギーシフトにもつながる。フランスでは既に2路線が運行しており、そのうちの一つ、2007年に開通したベッテンブルク(ルクセンブルク)とル・ブールーを結ぶ路線では、2012年に大型トラック等5万5000台を輸送し、2013年上半期の輸送量は前年同期比で9%増加している。今回新設される大西洋線では、年間8万5000台を道路から鉄道へとシフトすることが可能になり、約7万5000トンの二酸化炭素排出削減になるほか、営業と車輌保守関連の75件を含め、500件の雇用が生まれるという。
情報源 | フランス環境・持続可能な開発・エネルギー省(MEDD) プレスリリース |
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国・地域 | フランス |
機関 | フランス環境・持続可能な開発・エネルギー省(MEDD) |
分野 | 大気環境 環境総合 |
キーワード | 二酸化炭素 | モーダルシフト | トラック | 鉄道 | 貨物輸送 | MEDD | エネルギーシフト | フランス環境・持続可能な開発・エネルギー省 | ピギーバック輸送 |
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