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 IPBES第2回総会、送粉や土地劣化の評価等を重点とする初回作業計画を採択

発表日:2013.12.14


  「生物多様性および生態系サービスに関する政府間科学政策プラットフォーム」(IPBES)の第2回総会がトルコのアンタルヤで開かれ、各国政府、科学機関、民間部門等の代表者ら約400名が出席した。総会では、今後5年間の作業計画と予算が採択され、初回の評価では送粉と食料生産、続いて世界の土地劣化・回復状況とその影響に焦点を当てることが決まった。ハチ等による送粉は、世界の作物生産の約4分の3を支えるといわれる重要分野で、この評価結果は、早くも2015年12月に公表される。土地の劣化は、今後25年間で世界の食料生産を最大で12%減少させる要因だとされ、こうした危急の問題の実態や影響を調べ、政策立案に役立てる。この他、IPBESは今後5年間で、生物多様性関連の能力育成、先住民と地域住民の知識の科学的知見への統合、生物多様性・生態系サービスの評価・算定に取組む。同会議ではまた、IPBESと国連4機関(国連環境計画、国連教育科学文化機関、国連食糧農業機関、国連開発計画)とのパートナーシップ協定が採択された。

情報源 生物多様性及び生態系サービスに関する政府間科学政策プラットフォーム(IPBES) プレスリリース(PDF)
国・地域 国際機関
機関 生物多様性及び生態系サービスに関する政府間科学政策プラットフォーム(IPBES)
分野 自然環境
キーワード 生物多様性 | 計画 | 生態系サービス | IPBES | 食料 | 作物 | 土地劣化 | 送粉
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