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 IPBES、総会第9回会合の成果を報告

発表日:2022.07.11


  生物多様性および生態系サービスに関する政府間科学政策プラットフォーム(IPBES)は、IPBES総会第9回会合を終え、同会合の成果の一部を報告した。139の加盟国の代表により承認された「自然の多様な価値と評価に関する評価報告書」は、世界的に短期的利益と経済成長に焦点が当てられ、しばしば政策決定において自然の複数の価値の考慮が排除されている、と指摘している。生物多様性と自然の恩恵が、人類史上かつてない速さで損なわれていることは、政治的・経済的意思決定における現在のアプローチが、自然の価値の多様性を十分に考慮していないことが主な原因である。社会科学、経済学、人文科学の専門家が行ったレビューに基づいた同評価では、経済成長が自然損失の主要な要因であり、100万種の動植物が現在絶滅の危機にあることを明らかにしている。IPBESの同評価は、生物多様性条約の締約国が今後10年間の新たな生物多様性の世界的枠組みについて2022年末に合意することを前に、非常に重要な時期に発表された。

情報源 生物多様性および生態系サービスに関する政府間科学政策プラットフォーム(IPBES) メディアリリース
国・地域 国際機関
機関 生物多様性および生態系サービスに関する政府間科学政策プラットフォーム(IPBES) 
分野 自然環境
キーワード 生物多様性 | 生態系サービス | IPBES | 生物多様性条約 | 経済成長 | 政府間科学政策プラットフォーム | 自然の多様な価値と評価に関する評価報告書 | 自然損失
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