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 国際エネルギー機関、電力系統へのスマートグリッド導入のためのマニュアルを発表

発表日:2015.05.29


  国際エネルギー機関(IEA)は、配電網のコスト節減や効率改善、再生可能エネルギーの導入拡大など様々な利点のあるスマートグリッドを、失敗なく電力系統に取り入れるための手順を示したマニュアル「配電網スマートグリッド用ハウツーガイド」を作成した。送配電網に情報技術や自動化技術を融合させるスマートグリッドは低炭素型エネルギーシステムへの移行に不可欠だが、自動計測や変電所の自律制御など幅広い技術が関係し、導入には時間も手間もかかる。そのためIEAは、ケーススタディや具体的経験例を集め、綿密に準備し手順を踏んで実施すればどの国でも効果的なスマートグリッドを実現できることを示し、最先端のモニタリングと管理のシステムを組み入れるよう推奨する。マニュアルでは、スマートグリッドの整備を「計画」「予想」「詳細設計」「実施・モニタリング・修正」の4段階に分け、それぞれについて様々な課題と考えられる対処方法を提示。マニュアルを利用する国がそれぞれ具体的な状況に即した助言を得られるようにしている。

情報源 国際エネルギー機関(IEA) プレスリリース
国・地域 国際機関
機関 国際エネルギー機関(IEA)
分野 地球環境
キーワード 再生可能エネルギー | 電力系統 | 国際エネルギー機関 | IEA | マニュアル | スマートグリッド | 配電 | 低炭素型 | エネルギーシステム
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