アメリカ環境保護庁、アメリカの湿地の約半数は良好な状態にあると報告

発表日:2016.05.11

アメリカ環境保護庁(EPA)は、全国規模の湿地の状態に関する初の評価結果を報告した。それによると、全国の湿地の約半数は良好な状態にあり、20%が中程度、32%が不良な状態だという。この評価は、アメリカの水環境の状態を調べる全国水生資源調査の一つで、魚類野生生物局が30年以上にわたって行ってきた湿地面積変動記録に新たな情報を追加するものでもある。湿地は水の汚染低減、洪水防止、魚や野生生物の生息地提供等の多様な機能を持ち、EPAは、湿地の保護が気候変動への適応とともに水質汚染や富栄養化の防止に重要だとしている。全国的に、湿地とその周辺生息地への物理的撹乱(土壌圧縮、溝堀、植物の撤去等)が起きており、特に内陸平野や西部では外来植物も問題になっている。これらの調査は、一時は多くの場所で失われた重要な湿地生態系に関する理解を深め、既存の湿地の管理保護や失われた湿地の再生につながるものと期待される。EPAは、大学院生を対象に、水質や湿地の健全性、湿地生態学の研究にこの評価のデータ使用を促すコンテストも実施する。

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