カナダとアメリカ、五大湖における共通の懸念化学物質8種を初指定

発表日:2016.05.31

カナダとアメリカは、有害化学物質による五大湖の汚染を防ぐために、五大湖水質協定に基づく「共通懸念化学物質」に初めて8物質を指定した。両国は同協定に基づき、人間活動によって五大湖内に流入し、健康や環境に悪影響を及ぼす可能性があるため両国が共通して懸念する化学物質の特定作業を共同で行ってきた。まず2014年に多数の化学物質を検討候補に挙げ、技術専門家の支援を受けた小委員会で包括的な科学的評価を実施。評価結果と勧告を両国政府が審査した後、2015年5月に一般からの意見募集を行った。その結果、ヘキサブロモシクロドデカン(HBCD)、ポリ臭化ジフェニルエーテル(PBDE)、パーフルオロオクタン酸(PFOA)、パーフルオロオクタンスルホン酸塩(PFOS)、長鎖パーフルオロカルボン酸(LC-PFCA)、水銀、ポリ塩化ビフェニル(PCB)、短鎖塩素化パラフィン(SCCP)の8物質の指定が決まった。指定された物質について、両国は共同の対策戦略を策定実施し、3年ごとに状況を報告するという。

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