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 中国環境保護部、2015年の中国の自動車等の環境管理報告書を公表

発表日:2016.06.06


  中国環境保護部(MEP)は、中国の自動車など原動機付き車両に関する2015年の環境管理状況の報告書を公表した。それによると、中国は7年連続で原動機付き車両の生産および販売が世界一となり、2015年には中国で稼動中の自動車(トラックを含む)、低速車、オートバイの数は2億6000万台に達したという。内訳は、自動車は62.2%、低速車は3.7%、オートバイは34.1%だった。台数の増加に伴い、ばい煙と排気ガスによる複合大気汚染が深刻化しており、北京、天津、上海など9都市における微小粒子状物質(PM2.5)の発生源分析では、移動発生源はPM2.5汚染の15~52.1%を占めていたという。暫定データでは、2015年の排気ガスの総量は前年比0.3%減の4532万2000トンだった。中国政府は、対策として、排気ガスの管理、石油製品の基準および品質の向上、2005年末以前に登録された高汚染車(黄標車)の廃止などを示しているという。

情報源 中国環境保護部(MEP) プレスリリース
国・地域 中国
機関 中国環境保護部(MEP)
分野 大気環境
キーワード 大気汚染 | 自動車 | 排気ガス | 環境管理 | PM2.5 | 中国環境保護部 | MEP | ばい煙
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