ドイツ、ヨーロッパヤマネコの生息地をつなぐ緑の回廊の新区間を完成

発表日:2016.06.27

ドイツ連邦環境省(BMUB)は、絶滅が危惧されるヨーロッパヤマネコの生息環境を守るため、生息地となる森林をつなぎ合わせて国内に2万キロに及ぶ「緑の回廊」を設置するヤマネコプロジェクトを2011年から支援している。このほどパイロット区間の一つ、バーデン=ヴュルテンベルク州のシュヴァルツヴァルト(黒い森)とシェーンブーフ自然公園を結ぶ地域で、ヘレンスベルクとヌフリゲンの区間がドイツ環境自然保護連盟(BUND)により完成した。道路や住宅地、農地などによって森林が分断されたことにより、動植物にとって新たな生息地の開拓が難しくなっているが、木々や茂みによって森林をつなげていくことで、ヤマネコなどの野生生物が長距離を移動し、新しい生息地を開拓して生息数を増やすことが可能になるという。かつてヨーロッパヤマネコはドイツ全土で生息していたが、今日では希少動物に数えられ、欧州全体で保護種に指定されている。しかし近年は包括的な自然保護活動によって生息地の状況が改善され、個体数は徐々に増加して現在5000から7000頭が生息しているという。

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