ドイツ、エルベ川中流域の氾濫原を回復し600ヘクタールの河畔林と連結

発表日:2017.04.28

ドイツ連邦環境省(BMUB)は、エルベ川中流域で実施している大規模な自然保護プロジェクトの一環として、デッサウ近郊のレーッデリッツ(Lödderitz)の森でエルベ川の堤防の移転を実施している。このプロジェクトは、ほぼ手つかずの自然が残り、河畔特有の動植物種の生息地である緑豊かなエルベ川の氾濫原の回復を目指し、過去17年間に渡り、約5800ヘクタールを対象に行われてきた。このうち約2750ヘクタールは中央ヨーロッパで最大級の河畔林の中核を担い、多数の鳥類の繁殖、休息、移動経路として重要な地域である。しかしレーッデリッツの森では河畔林の大部分が洪水予防の堤防によって分断されており、この約7kmに渡って続く堤防の移転が焦点となっていた。移転によって、600ヘクタールの自然の河畔林がエルベ川の氾濫原と再び連結され、この空間によって生息地を守るとともに洪水時の川の水位も大幅に下げられるという。プロジェクトの総額は3300万ユーロで、連邦自然保護助成プログラムから2480万ユーロが拠出されている。WWFとザクセン=アンハルト州も参加している。

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