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 フランス生物多様性庁、土木工事による水生環境への影響緩和のため技術ガイドを作成

発表日:2018.03.29


  フランス生物多様性庁(AFB)は、インフラ建設などの大規模土木事業が、周辺の水環境に多大な影響を及ぼすことから、その環境リスクの予測と汚染回避の方法を示した技術的ガイドを作成した。建設事業は樹木の伐採や整地の段階から、剥がした表土の流出による土砂堆積物や、コンクリート、炭化水素などの汚染物質によって自然環境、特に湿地や河川などの水環境に深刻な影響を与える。AFBは、環境省や国の研究機関、多数の公共事業関係者などと共に過去2年間にわたりその回避・低減方法について検討してきた。今回のガイドは現在までに得られた多くの経験を活かした初の実践的ガイドで、1)リスクの予測、2)表土を掘り起こした部分の土壌侵食対策、表流水の管理、堆積物の処理、3)コンクリート、炭化水素などの汚染物質の管理、を重点に環境配慮型対策の選択基準を提示し、利用できる手段とその適用可能分野、技術的仕様、規模選択方法などをまとめた。維持管理方法や具体的注意点、長所と限界も示した。実践に移すための訓練プログラムも加えている。

情報源 フランス生物多様性庁(AFB) プレスリリース フランス生物多様性庁(AFB)
国・地域 フランス
機関 フランス生物多様性庁(AFB)
分野 自然環境 水・土壌環境
キーワード 汚染物質 | フランス生物多様性庁 | AFB | インフラ建設 | 大規模土木事業 | 水環境/環境リスク | 汚染回避 | 土壌侵食対策 | 環境配慮型対策 | 維持管理方法
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