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 欧州環境庁、循環型経済とバイオエコノミーの統合が持続可能性につながると報告

発表日:2018.08.27


  欧州環境庁(EEA)は、循環型経済に関する3回目の報告書を公表し、循環型経済とバイオエコノミーという2つの概念を結び付けた政策により、資源効率を高め環境負荷を軽減できると報告した。これによると、食料や飼料、バイオ材料、バイオエネルギーの需要増加が自然資源の過剰利用を助長する恐れがある中で、循環型バイオエコノミーの手法は、製品寿命の延長と材料の再利用により、材料の価値と機能を長期的に維持し、再利用されないバイオ廃棄物も抑制できるという。その有望な新技術・戦略には、バイオリファイナリーや、バイオプラスチックを使った3Dプリント、多目的作物、食品廃棄物の有効利用、バイオ廃棄物処理等がある。消費者も動物性蛋白質の摂取削減、食品廃棄物の抑制、バイオ廃棄物の分別などで貢献できる。報告書はまた、生物由来・生分解性製品の推進方法は、その利点を最大限に引き出すため個々の利用状況に合わせて調節すること、製品・インフラの技術革新は消費者行動・製品利用・廃棄物管理にも対処した広範なシステム革新に組み込むこと等の重要性を指摘した。

情報源 欧州環境庁(EEA) プレスリリース
国・地域 EU
機関 欧州環境庁(EEA)
分野 自然環境 環境総合
キーワード 欧州環境庁 | 循環型経済 | バイオエコノミー | 循環型バイオエコノミー | バイオ廃棄物
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