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 イギリス気象庁、1960年代以降のイギリスの気候の極端現象の変化を報告

発表日:2018.11.01


  イギリス気象庁(MetOffice)は、2017年次報告書の補遺として、1960年代以降の大雨や高温等極端現象の変化に焦点をあてた報告書を公表した。報告書は、1961~1990、1981~2010、2008~2017年代及び2017年の各期別に全国と各地域の変化を地図で示した。2008~2017年代の気温を1961~1990年代と比べると、年最高気温の平均値は0.8℃、年最低気温の平均値は1.7℃上昇し、最高気温が25.0℃を超える夏日は平均4.5日から平均5.3日に、最高気温が1年のうちのその時期の平均最高気温を上回る日が6日以上続く高温継続期間は2倍以上に増加し、最高気温が0.0℃未満の真冬日は4.8日から3.2日に減少した。2008~2017年代の降水量では、1961~1990年代の降水量の99パーセンタイル値を超える日の降水量合計は17%増加し、降水量1mm未満の日の最長継続期間の平均値は20.5日から18.0日に減少した。こうした傾向から、現在はイギリスではまれである熱帯夜も統計指標に入れる必要があるという。

情報源 イギリス気象庁(MetOffice) プレスリリース
国・地域 イギリス
機関 イギリス気象庁(MetOffice)
分野 地球環境
キーワード イギリス | イギリス気象庁 | 熱帯夜 | 大雨 | 高温等極端現象
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