ワシントン条約(CITES:絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関する条約)は、次回の締約国会議(COP18)が100日後に迫ったとして、会議の主な論点や準備状況を発表した。COP18は2019年5月23日~6月3日にスリランカで開催され、締約国である182か国とEUが参加する。議題数は20%増えCITES史上最大規模となっており、条約事務局は、野生生物の保全と持続可能な利用に対する世界の関心の高まりを示すものとしている。議題は多岐にわたり、法執行や能力構築、トレーサビリティのほか、ゾウ、サイ、大型ネコ科動物、沈香などの動植物種の保全と国際取引など、従来から引き続き検討される重要課題も多い。会議用作業文書は107件、条約附属書の修正案も57件といずれも過去最多だが、この57件の中には、サメやエイの種の附属書への追加を50か国以上が共同で提案するなど規制が強く支持されるものがある一方、たとえばゾウと象牙の取引など、規制の強化案と廃止案とがともに出される困難な課題もあるという。
情報源 | ワシントン条約(CITES) プレスリリース |
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国・地域 | 国際機関 |
機関 | ワシントン条約(CITES) |
分野 | 自然環境 |
キーワード | 持続可能 | EU | 締約国会議 | トレーサビリティ | ワシントン条約 | 野生生物保全 | 動植物種保全 |
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