アメリカ環境保護庁(EPA)は、2019年2月に発表した「パーフルオロアルキル化合物及びポリフルオロアルキル化合物(PFAS)行動計画」の2019年12月の進捗を報告した。対処指針として「パーフルオロオクタン酸(PFOA)及びパーフルオロオクタンスルホン酸(PFOS)による地下水汚染に対処するための暫定提言書」を発表し、暫定浄化目標値としてPFOAとPFOSの個別又は合計濃度を70pptとすることとした。70pptは、EPAが2016年に示した飲料水中のPFOAとPFOSの生涯健康勧告値である。また、PFASを有害化学物質排出目録制度(TRI)の対象とする案についてパブリックコメントを募集中である。さらに、PFOAとPFOSを安全飲料水法の規制対象とする案を行政管理予算局の評価に委ねた。評価後、官報登載とパブリックコメントを経て規制対象として決定されると、法的強制力をもつ最大許容濃度(MCL)の設定プロセスへ進む。このほかのPFASの毒性評価も順次行うなど今後も対策を進める。
情報源 | アメリカ環境保護庁(EPA) ニュースリリース 暫定提言書 |
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国・地域 | アメリカ |
機関 | アメリカ環境保護庁(EPA) |
分野 | 健康・化学物質 |
キーワード | 地下水汚染 | アメリカ環境保護庁 | 毒性評価 | パーフルオロオクタン酸 | パーフルオロアルキル化合物 | ポリフルオロアルキル化合物 | パーフルオロオクタンスルホン酸 | 有害化学物質排出目録制度 | 安全飲料水法 | 最大許容濃度 |
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