世界気象機関、南極大陸で過去最高気温を記録したと速報

発表日:2020.02.07

世界気象機関(WMO)によると、アルゼンチン気象局は、2020年2月6日に南極半島北端のアルゼンチン南極観測基地エスペランサ(南緯63°24′)で、2015年3月24日の17.5℃を上回る18.3℃を記録したと発表した。これは隣接諸島を含む南極大陸における気温の観測史上最高記録となる。正式な記録確定は、WMO気象気候極値アーカイブ委員会による関連データを含めた検証の後となる。当局は、高温の要因としてフェーン現象をあげている。南極半島は地球上で温暖化の進行が最も速い地域の一つで、過去50年間に3℃以上気温が上昇した。南極半島西岸沿いの氷河の87%は過去50年後退を続け、後退速度はこの12年間に加速した。南極全域で暖かい海水の流入による棚氷下部の融解が進み、2017年の融解量は1979年の6倍となった。南極氷床は世界の淡水の90%を擁し、全部が融解すると世界の海面は60メートル上昇するという。南極地域(南緯60°以南)としての最高気温は、1982年1月のシグニー島における19.8℃である。

情報源 世界気象機関(WMO) ニュース
WMO気象気候極値アーカイブ:隣接諸島を含む南極大陸最高気温
国・地域 国際機関
機関 世界気象機関(WMO)
分野 地球環境
キーワード 世界気象機関 | 氷河 | 温暖化 | 南極氷床 | 南極大陸 | アルゼンチン気象局 | アルゼンチン南極観測基地エスペランサ | WMO気象気候極値アーカイブ委員会 | 観測史上最高記録 | フェーン現象
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