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 ボン条約第13回締約国会議、生態系の連結性をテーマにインドで開幕

発表日:2020.02.17


  ボン条約(移動性野生動物の種の保全に関する条約、CMS)は、第13回締約国会議(COP13)が「地球をつなぐ移動性生物の帰巣を歓迎する」をテーマにインドのガンディーナガルで開幕したと報じた。2020年は自然保護関連の重要国際会議が、この会議を皮切りに、9月の国連サミット、年末の国連生物多様性会議と続く。移動性生物は、種子運搬・花粉媒介・害虫駆除など生態系サービスや観光等の経済利益・雇用を提供しているが、生息地や個体数の減少が続いており、CMSは生態系の連結性を今後の最優先事項としている。今回の会議では、新たにアジアゾウ、インドオオノガン(COP13のマスコット)、ジャガー、ベンガルショウノガンなど7種をCMS附属書Ⅰに、ウリアルなど3種を附属書Ⅱに追加する予定で、14種の保全計画・協調行動も提案する。この他、新たな脅威(光害、プラスチック汚染、道路や鉄道の影響等)の対策、野生生物に配慮した再生可能エネルギーの推進、動物文化という新概念、渡り鳥の密猟・違法取引撲滅の取組強化等についても検討する。

情報源 ボン条約(CMS) プレスリリース
国・地域 国際機関
機関 ボン条約(CMS)
分野 自然環境
キーワード 再生可能エネルギー | 渡り鳥 | 野生生物 | 自然保護 | 締約国会議 | ボン条約 | 国連生物多様性会議 | 移動性野生動物の種の保全に関する条約 | 移動性生物 | 国連サミット
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