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 アメリカ環境保護庁、ナノテクノロジーが健康や環境に及ぼす影響の研究に550万ドルを助成

発表日:2011.02.17


  アメリカ環境保護庁(EPA)は、ナノテクノロジーが人の健康や環境に及ぼす影響について研究を行う3つのコンソーシアムに計550万ドルを助成することを発表した。ナノテクノロジーは、ナノメートル(10億分の1メートル)単位の「ナノ材料」により、革新的製品・サービスの開発に新たな可能性をもたらす技術である。これを活用すれば、多くの産業が環境改善や汚染防止、再生可能エネルギーの効率化、エネルギー貯蔵の向上などで利益を得ることが可能となる。EPAはイギリス自然環境研究会議 (NERC)と連携し、ナノテクノロジーが人の健康や環境に及ぼすリスクの研究を推進しており、今回の助成により、ナノ材料が利用・廃棄時に製品(塗料、樹脂、繊維など)から浸出する可能性や、人や環境に対して毒性を持つ危険性についての知見が得られるとしている。なお、アメリカ消費者製品安全委員会(CPSC)もEPAとの連携を通じて50万ドルを提供した。英国側でも助成が行なわれ、両国の研究チームへの助成は合計1200万ドルにのぼる。

情報源 アメリカ環境保護庁(EPA) プレスリリース
国・地域 アメリカ
機関 アメリカ環境保護庁(EPA)
分野 健康・化学物質 環境総合
キーワード リスク | イギリス自然環境研究会議 | NERC | アメリカ環境保護庁 | EPA | 毒性 | ナノテクノロジー | 助成 | 健康影響 | 環境影響
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