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 国際エネルギー機関、住宅部門のエネルギー効率化に関する研究成果を公表

発表日:2008.03.20


  国際エネルギー機関(IEA)は、住宅部門のエネルギー効率化を促進するために、市場の障壁を克服するよう求める研究成果を公表した。この研究報告書は、日本やアメリカ、フランス、ドイツ、イギリスの経験を紹介しながら、既存の住宅のエネルギー効率改善を目指す政策等の実例を紹介するもの。報告書では、エネルギー効率化技術・対策により、かなりのエネルギーを節約できる可能性があるものの、市場の様々な障壁によって多くの可能性が閉ざされてしまっていると指摘。こうした障壁として、資本へのアクセスが難しい、エネルギー問題の優先順位が低い、情報に偏りがある、投資家とエンドユーザーの間にインセンティブのギャップがある、などが挙げられ、これらの障壁を乗り越えるためには、(1)複合的な政策パッケージ、(2)官民のパートナーシップ、(3)エネルギー効率化市場の創設、(4)民間部門の参加を増やす市場改革、(5)政府の役割、が重要だとしている。

情報源 国際エネルギー機関(IEA) プレスリリース
国・地域 国際機関
機関 国際エネルギー機関(IEA)
分野 地球環境
キーワード 住宅 | エネルギー効率化 | 国際エネルギー機関 | IEA
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